﻿[B7B7B7]　ジョン・ラッセルは眼をあけた。星々
の瞬きを眺めていると、マサチューセッ
ツの自宅の庭で、芝生の上に寝そべって
いるような心持ちがしたが、実際には百
万マイルも離れていた。
　駄目だ。宇宙ステーション“アルキメ
デス”のカーボン強化安全ガラス越し
に星を見ながら、彼は眼をしばたたき、
眠気を追い払った。確かに今は故郷
から遠く離れている。が、未来が彼を
必要としていた。